エイジングケア / 健康哲学

「ストレス(の継続)」はすべての病気の原因です。by故安保徹教授

身構えたときに「息を飲む」=呼吸が止まる

怖い思いをした時、
映画の怖いシーンで
息が止まっていることを
感じだことがありますよね。

この身構えて、何かあったときに
最大の瞬発力を
発揮しようとする能力が
備わっています。

パソコンに向かっているときにも、
何か影響がありそうなニュースに
遭遇して真剣に読んでいるとき、
重要なクレームや指示メールを
読んでいるときなども
呼吸数が減っていることがあります。

陸上競技の100m走は
無呼吸で解糖系の瞬発力を活用し、
マラソンはしっかりした呼吸による
有酸素状態でミトコンドリア系の
持久力を活用します。

こうやって、目的ごとに
使い分けをしています。

マラソン中でも、コース上に
何か動物が飛び出してきたら
身構えて避ける準備をします。

その瞬間呼吸が止まっている
可能性があります。

そして危険を回避したあと、
もとに戻りたいのですが
極限状態で息を止めて
解糖系を稼働させてしまうと
たまった乳酸の処理に
手間取ったりして
すぐには戻れない状態に
なります。

この身構える行為を
ストレスとして
捉えることができます。

日常生活の中でも、
この身構えるシーンは
頻発します。

車を運転する行為は
常に身構えていなければ
事故を起こす可能性があります。

受験生をもつ母親は、
健康については神経を
尖らせて常に身構えた状態に
あることが多いと思います。

介護や看病する人は、
常に臨界体制にあり
ストレス状態に
さらされています。

ストレスに晒されない方が
良いことはなんとなくわかると
思いますが、
世の中の役に立ちたいというのが
人間の本望だとすれば、
ストレス・レスな生活をすること
自体難しいことは明らかです。

ときどき、
ストレスを発散するなどの
対策でバランスを
とるくらいしかできないでしょう。

老後に南の島で
ストレスフリーな生活に
憧れるのも自然なのかもしれません。

責任感が強いことは
良いことですが、
そのストレスで
体調を崩してしまっては
元も子もないですね。

適度なストレス解消と
科学の力を借りるのは
いかがでしょうか?

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