エイジングケア

免疫力って測れるの?(3)

1)体外での防御は、正しい知識とあとは努力あるのみ

最初にでてくる粘膜免疫は、

喉などの空気の取り込み口や

目などの粘膜の作用です。

 

粘膜が細菌やウィルスを捉えて、

体外にうまく排出できれば

身体の量を抑えられます。

しかし、その量が排出能力を

超えてしまうと身体の中に

溜まってしまうので、その量を

できるだけ抑えることが最初の

体外での防疫になります。

 

基本は

・手洗い、うがい、洗顔

・マスク着用

・ソーシャルディスタンス

ですね。

 

感染経路の多くは、

・接触感染

・飛沫感染

と言われています。

接触感染は、ウィルスなどが

付着した手(指)で、

・目

・鼻

・口

の近辺を触ることで、粘膜を

通って身体内への侵入します。

皮膚バリアは強いので、皮膚

から侵入することはないそうです。

飛沫感染は、他人の咳や

くしゃみで肺や喉に付着している

細菌やウィルスが、水滴とともに

空中に飛び出し、それを吸い込む

ことで身体に侵入を誘導します。

だからと言って、常にやみくもに

全部やるのも無駄だし、別の問題

を起こしかねないので要注意です。

 

手洗いは、水流でしっかり流すだけでも、十分に減らすことができます。

アルコールや石鹸を使うことで、細菌やウィルスの膜を壊すことができるので、医療現場など大量の細菌やウィルスに触れるリスクが高い場所では有効です。

ただし、大切な常在菌も破壊して洗い流してしまいます。

この常在菌も大切な免疫力を発揮する一つです。

予防目的でうがいする場合は、水道水か塩水で回数を多めにするのが良いでしょう。

うがいもうがい薬を使うと、常在菌を破壊してしまうので、健常者は免疫力が低下して、うがいをしない程度に感染リスクが高まるそうです。

(↓にデータあり)

これではうがいする価値がなくなってしまいます。

発症している人が、他人に移さない目的で、うがい薬を使用するのは一定の効果があるようです。

何事も目的次第ですね。

↓に歯磨きの効果もデータを示しておきました。

歯磨きする/しないではなく、正しい歯磨きと普通に自分で歯磨きした場合の比較です。

歯磨きの仕方で、これだけ違うのはちょっと驚きです。

歯磨き粉で、常在菌まで殺してしまわないように気を付けることも予防につながります。

 

飛沫感染リスクを下げる目的で使用するマスクについては、多面的に捉える必要があります。

ウィルス自体は小さすぎてすり抜けるようですが、単体では存在できず小さな水滴状ですから、捉えることができるんですね。

花粉ほど大きいとバッチリです。

ただし、正しく着用している必要があります。

a)自分を守る

誰かが咳やくしゃみ、ツバキを飛ばして真剣な会話をしている環境では床や地面に落下するまでの2m弱の範囲で、マスクによってそれらの飛沫を吸い込まなくて済みます。

ただし、そのような環境にいない場合、デメリットだけになります。

b)他人を守る

いわゆる咳エチケットです。

自分が感染して発症している可能性がある場合は、自分から出た飛沫が他人を感染させることがないようにする必要があります。

この感染して発症している可能性が否定できないため、咳エチケットが求められます。

感覚的なものでもあるので、社会が求める場合は応じるのが無難です。

実際には、感染を避けたい人がしっかり対策されていれば、レアな可能性に多大なコストをかけるのはどう考えても理不尽です。

マスクよりも大切なこと

・換気

室内が安全と考える人が多いと思いますが、外気に比べて約4倍のいろいろな

・細菌

・カビ菌

・ウィルス

・化学物質

が浮遊しているという報告もあります。

SERSやMERS(中東呼吸器症候群)が流行した際には、換気の重要性、有効性が報告されています。

ナイチンゲールの時代から換気は重要視されています。

1番良い換気は、自身が外に出ることですね。

・太陽光

太陽光、中でも紫外線には殺菌効果があります。

殺菌ライトなどに使用される殺菌効果が強いUVCは大気によって吸収されるため、地球には届かないとされていましたが、太陽光そのものの殺菌効果が報告されて話題になりました。

換気によって殺菌済みの外気を取り込む理由はここにもあります。

免疫力を高めるために重要な、ビタミンDを生合成する機能については後ほど触れましょう。

マスクによるダメージを理解しておきましょう。

・呼吸が浅くなり、血中酸素濃度が低めになること

病院では、マスクの表面に細菌やウィルスが付着している可能性を考慮して、マスクのはずし方にも気を使うようですが、健常者がそこまで神経質になる必要はないでしょう。

それよりも、マスクをつけたまま階段を駆け上がってみると息苦しさを感じるように、血中酸素濃度が低めになることが新たな問題を引き起こします。

暑い時期、湿度が高い状態では、熱中症を引き起こすリスクが高まります。

息苦しいという事は、酸素が足りないということ。

酸素が足りないという事は、体内で作られるエネルギーが足りないと言うことです。

エネルギーが足りないという事は、必要な機能が低下すると言うことですから、免疫力も下がります。

脳の酸素が足りないと、さまざまな機能が低下します。

実は、このエネルギーを高めることが免疫力を高めるために非常に大切なのです。

良い食事、効果的な食事でエネルギーレベルを高めることは大切です。

強い食事制限でダイエットを長く続けるのもあまり良くないですね。

実際、食べたものを消化する活動は、多くのエネルギーを消費します。

エネルギーレベルを高めるための食事が多くのエネルギーを消費するというのは悩ましいことですね。

ガソリンを満タンにすると重くなって燃費が下がる、そのようなものでしょうか。

エネルギーレベルを上げること以上に、エネルギーレベルを下げてしまうことを避けることも大切です。

スポーツ選手は健康であることが前提になりますが、激しい運動の後はエネルギーレベルが下がり、免疫力が低下します。

意外にも健康体のスポーツ選手が感染しやす状態になりますので、運動後の免疫力の回復は急務です。

マスクの使用を必要最小限に留めることも、エネルギーレベルを下げない工夫の1つになりますね。

ソーシャルディスタンス

多くの人が滞留する場所で、とくに咳やくしゃみが出やすい場合には考慮すると良いでしょう。

以上のように、体外からの侵入リスクを少しでも減らすことができれば、感染リスクを下げることができ、感染量が少なければ発症リスクも下がることがお分かりいただけると幸いです。

体外での防御の効果を説明するデータを掲載しておきましょう。