免疫力って測れるの?(5)
3)体内の細胞個体での防御システムとは
霊長類まで遡って、約1億年になるようです。
その間に、さまざまな脅威に
晒されながら、人間も多くの
免疫を獲得してきたようです。
そして、その獲得免疫は先に
一度は感染する必要があります
から、勝ち残った種だけが
今生きているということになります。
では、獲得免疫が十分でなかった
ころはどうやって戦ってきたのでしょうか。
最近では、免疫細胞に感染する
ウィルスも発見されています。
エイズウィルスは、感染する
だけでなく免疫細胞を宿主として
増殖する事が知られており、
免疫不全になります。
新型コロナウィルスにも
似たような特性があるようです。
そんな免疫細胞自体にも、
細胞レベルの免疫機能で
守られています。
その1つが、
グルタチオン
という物質です。
では、グルタチオンに
ついて少し詳しくみて
みましょう。
全ての細胞が持っている物質で、グルタミン酸、システイン、グリシンの3つのアミノ酸から体内で生合成される物質です。
このグルタチオンレベルを高く維持する事で、細胞レベルでの異物を細胞外へ排除する力が高まり、基礎的な免疫力を維持できます。
また、グルタチオンは細胞の炎症時に発生する一酸化窒素と生合成する事で、ニトロソ-グルタチオンに変化して抗生剤として働く事はあまり知られていません。
このグルタチオンレベルを高く保つことが、未知の細菌やウィルスと戦うには大事な武器になるわけですね。
このグルタチオンレベルを高く保つ方法は、予防医学で学ぶ事ができます。
主に、食事からとなりますが、サプリや点滴・注射もあります。
日本では、医薬品になっていますので、海外から個人輸入の形でしか手に入りません。
吸収が難しいので、様々な工夫が施されて販売されています。
つまり価格が安いものは、吸収率が高くない可能性がありますので注意してください。
点滴や注射は、医師によって処方されます。
美白効果もありますので、医師が運営している美容サロンでは点滴を受けることができます。
女優さんが定期的に通われているという噂もあります。
そもそもグルタチオンは体内で、生合成可能な物質ですから、体内生合成する方が適っており極めて安全ですね。
グルタチオンは
・グルタミン酸
・システイン
・グリシン
の3種のアミノ酸から生合成されます。
確実に摂取するには、ホエイプロテインがお勧めです。
もちろん、その原料がグラスフェッド牛(牧草で育った)の乳から作られてものが理想です。
材料があれば、生合成されるというものでもありません。
歳と共に生合成される量が減っているのは間違いありません。
しかし、生合成する能力が下がっているのではなく、もう必要がないと判断されているだけです。
ということはあなたの脳にもっと作ろうと働きかければ良いということです。
強い運動をしたりすると、脳はまだまだ必要だと判断して全身に高いレベルを維持するように働きかけます。
しかし、いきなり強い運動をすると別の問題が生じるでしょう。
そのような場合は、皮膚に適度な刺激を与えることで、体内には何も入れずに、脳に働きかけてその生合成力を300%(血中濃度)も高める製品があります。
詳しくは、こちら
次回からはいよいよ、免疫力の測り方に迫りたいと思います。